【中学受験 算数】N進法の本質を「お金の数え方」で攻略|2023問題を2通りの解法で読み解く

【中学受験 算数】N進法の本質を「お金の数え方」で攻略

「N進法ってむずかしそう…」と思っているあなたへ。
実は、N進法は「お金の数え方(両替)」で考えると、一瞬でイメージが掴めます。

1. N進法は「使う数字」がちがうだけ

ふだん私たちが使うのは10進法。これは0〜9の10個の数字を使い、10集まると位が上がるルールです。

例えば、「4進法」の国のルールはこれだけ!
  • 使える数字は 0, 1, 2, 3 の4つだけ。
  • 4 になった瞬間に、次の位へジャンプ(繰り上がり)します。

2. 「位」は各国の「お金の価値」

N進法の「位の重さ」は、その国の通貨単位だと考えましょう。

💰 各国のコインの価値一覧

【3進法の国】(3倍ずつアップ)
1円玉 → 3円玉 → 9円玉 → 27円玉 → 81円玉…

【4進法の国】(4倍ずつアップ)
1円玉 → 4円玉 → 16円玉 → 64円玉 → 256円玉…

【5進法の国】(5倍ずつアップ)
1円玉 → 5円玉 → 25円玉 → 125円玉 → 625円玉…

3. N進法から10進法へ「合計を出す」

4進法の「213」を10進法にするなら、その国のお金を持って日本に帰ってきたと考えます。

持っているお金を日本円に直すと?
・16円玉が 2 枚 = 32円
・4円玉が 1 枚 = 4円
・1円玉が 3 枚 = 3円
-----------------------------
合計:39円

4. 10進法からN進法へ「大きい順に両替」

日本の「39円」を持って、4進法の国へ行くなら?
「一番価値の高い(大きい)お金」から順に両替していくのがコツです。

  • ① 16円玉で払う:39 ÷ 16 = 2枚(あまり7円)
  • ② 4円玉で払う:7 ÷ 4 = 1枚(あまり3円)
  • ③ 1円玉で払う:3 ÷ 1 = 3

→ 並べると 213(4) になります!

5. よくあるミスを防ぐ!

❌ 存在しない数字を書かない
3進法なのに答えに「3」が入っていたら間違いです!使えるのは0, 1, 2まで。

❌ 位の重さを飛ばさない
1, 3, 9, 27…と、必ず「N倍」の階段を意識しましょう。

6. 実践トレーニング!

Q1:5進法の「324」を10進法に直すと?

位の重さは [25円, 5円, 1円] です。
3×25 + 2×5 + 4×1 = 75 + 10 + 4 = 89

Q2:10進法の「50」を3進法で表すと?

3進法のお金 [27, 9, 3, 1] で両替します。
・50 ÷ 27 = 1枚(余23)
・23 ÷ 9 = 2枚(余5)
・5 ÷ 3 = 1枚(余2)
・2 ÷ 1 = 2枚
答え:1212(3)

Q3:10進法の「2026」を3進法で表すと?

3進法のお金 [729, 243, 81, 27, 9, 3, 1] を使います。
・2026 ÷ 729 = 2枚(余568)
・568 ÷ 243 = 2枚(余82)
・82 ÷ 81 = 1枚(余1)
・1 ÷ 27, 9, 3 はすべて 0枚
・1 ÷ 1 = 1枚
答え:2210001(3)

まとめ

  • N進法=お金のルール(3進法なら1, 3, 9, 27円)
  • 10進法へ=持っているお金の合計を出すだけ
  • N進法へ=大きいお金から順に両替するだけ

動画で解説した「2023問題」のような特殊な条件も、この基礎があれば必ず解けます。まずはこの「両替感覚」を完璧にしましょう!

さんよび先生
さんよび先生から一言

最後まで読んでくれてありがとう!

解説動画では 2023 を題材にしましたが、算数の醍醐味は「学んだ原理を、今の数字に応用すること」にあります。

今は 2026 年。
練習問題の最後に出した「2026を3進法にする問題」、自力で最後まで解ききれましたか?

動画で「構造」を理解し、2026という今の数字で「手」を動かす。このセットが、君の思考力を合格レベルへと引き上げます。

「わかった」を「できる」に変える。
その一歩を、今日ここから踏み出して行こう!