4つの連続する整数の和で表せる数には、ある共通点があります。中学受験算数の「数の性質」でよく扱われるテーマで、整数の構造を理解する良い練習になります。この記事では、4つの連続する整数の和の性質と、実際のクイズを紹介します。

4つの連続する整数の和の性質|中学受験算数の豆知識

4つの連続する整数を次のようにおきます。


□+1
□+2
□+3

この4つを足すと、

□ + (□+1) + (□+2) + (□+3)
= □×4 + 6

となります。

ここで、4つの連続する整数の平均は

(□×4 + 6)÷4=(□+1.5) です。□は整数なので、

商は (□+1).5 になりますね

つまり、

4つの連続する整数の和を4で割ると、小数部分が必ず0.5になります。

これが「4つの連続する整数の和で表せる数」の見分け方です。


クイズ|次の整数のうち、4つの連続する整数の和で表せるものは?

10, 555, 1024, 2026, 2050, 6666

ポイントは、

その数 ÷ 4 の小数部分が 0.5 になるかどうか。


クイズの答え

4つの連続する整数の和で表せる数は次の4つです。

10, 2026, 2050, 6666

これらはすべて、4で割ると小数部分が 0.5 になります。


1024はなぜ表せないのか?

1024 ÷ 4 = 256
小数部分が 0 なので、4つの連続する整数の和にはなりません。

実は、

2, 4, 8, 16, 32, 64, …(2のべき乗)

は連続する整数の和で表すことができません。

理由は、
連続する整数をいくつ足しても、その平均は
・奇数個なら整数
・偶数個なら整数+0.5
になります。

つまり、連続する整数の和は必ず「奇数 × 整数」の形になります。

一方、2・4・8・16・32・64…(2のべき乗)は
奇数を1つも含まないため、
どんな本数の連続する整数の和でも表すことができません。

※何通りの方法で連続する整数の和にできるかは、
実は“奇数”が大きく関わっています。

その数を素因数分解したときの、奇数の種類と個数が関係します。
この仕組みは少し深いので、詳しくはまた今度。


まとめ|連続する整数の和は数の構造を理解するヒント

4つの連続する整数の和は「4で割ると0.5になる数」という特徴を持ちます。
この性質を知っておくと、整数の構造や平均の考え方が深まり、中学受験算数の得点力アップにつながります。

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