2026年の中学入試、受験生の皆さん、そしてサポートされた保護者の皆様、本当にお疲れ様でした。
さんよび先生です。
入試問題は、その年ごとの学校からの「メッセージ」です。
今日は、今年の桜蔭中学校の算数で出題された、ある象徴的な問題について振り返りたいと思います。
今年の桜蔭算数で問われた「立体の構造」

今年の桜蔭中の入試問題で、展開図や「のりしろ(テープ)」の数を問う難問が出題されました。
受験生の多くが頭を悩ませる「立体の展開」に関する問題です。
一見すると複雑で、パズルのようなセンスが必要に見えるかもしれません。
しかし、実はこの問題、私が拙著『図形のチカラ』で繰り返し伝えてきた、ある「視点」を持っていれば、自ずと答えへの道筋が見える内容でした。
カギは「カッター数」という視点
その視点とは、「カッター数」です。

💡 公式:カッター数とは?
「カッター数」=(立体の辺の本数)-(面の枚数)+1
これは、立体を展開図にする際、「いくつの辺を切る必要があるか」を論理的に導き出す考え方です。
やみくもに開くのではなく、「立体の構造を点と線で捉える」ための本質的なアプローチです。
今回の桜蔭の問題も、まさにこの視点が問われていました。
「のりしろ」の箇所を考えることは、裏を返せば「どこを切って展開したか(カッター数)」を考えることと同義だからです。
単なる的中ではなく、生徒の「思考力」の勝利
手前味噌にはなりますが、普段の授業や書籍を通じてこの「本質」を学んでいた生徒たちは、本番の極限状態の中でも、迷わず正解への一歩を踏み出せたようです。そして桜蔭中は2名中2名の合格となりました。

私が今回、Xやこのブログでこの話題を取り上げたのは、「予想が当たった!」と自慢したいからではありません。
(もちろん、生徒の役に立てたことは指導者としてこれ以上ない喜びですが!)
本当に伝えたかったのは、次のことです。
「単なる解法テクニック(暗記)ではなく、未知の問題に対峙したときに思考を整理できる『図形の捉え方』こそが、難関校の扉を開く」
見たことのない問題に出会ったとき、頼りになるのは「覚えた公式」ではなく、その場で考え抜くための「思考の型(フォーム)」です。
今回の桜蔭中の問題は、まさにその力が正しく評価される舞台でした。
これからも「図形のチカラ」を伝え続けます

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入試のトレンドは変わっても、算数の本質は変わりません。
小手先のテクニックで乗り切るのではなく、どんな難問が来ても動じない「太い思考力」を育てたい。
これからもYouTubeやブログ、そして書籍を通じて、子供たちの武器になる「図形の捉え方」を丁寧に発信していきます。
受験生の皆さん、本当によく頑張りました。
そして、これから受験を迎える皆さんは、ぜひ「本質」を楽しむ算数を一緒に学んでいきましょう!
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